大学留学 ニュージーランド

ニュージーランドの大学の特徴

自然豊かな国ニュージーランドには、国立総合大学が8校と、ポリテクニックと呼ばれる国立の高等教育機関(専門学校)が16校あります。ポリテクニックから大学への編入も可能なので、多くの学生がよりアカデミックな知識を身につけるため、ポリテクニック卒業後に大学へ進学しています。その他にも、教員を目指す人のためのカレッジや私立の専門学校などがあります。ニュージーランドの教育水準は世界的に見ても非常に高いことで有名です。教育の質を維持するため、ニュージーランド政府に属する様々な団体が厳しい基準をもとに品質の認定や保証を行っています。

教育システムが日本とは異なり、ニュージーランドでは高校卒業時点で日本の大学1年生のレベルを修了しているため、日本の高校を卒業したばかりの留学生は、まずファウンデーションコース(大学準備コース)へ通う必要があります。

入学時期

ニュージーランドの大学は2学期制です。ほとんどの大学の入学時期は2月と7月の年2回で、2月入学が一般的です。

願書の締め切り

ニュージーランドの大学は入学の9～10ヶ月前には願書を締め切ってしまうので、2月から入学を希望の場合は前年4月までには願書を提出する必要があります。ポリテクニックはコース開始直前まで願書を受付けていますが、定員を設けているコースの場合は締め切ってしまう場合があるので早めの出願がお薦めです。

ファウンデーションコース
(大学進学準備コース)

日本の高校や短大を卒業後にニュージーランドへの大学へ進学するには、まずファウンデーションコースと呼ばれる大学進学準備コースを履修する必要があります。すべての大学で、進学を希望する留学生のためにこのコースを設けています。開講期間は通常1年ですが、半年ほどの短期コースもあります。

ファウンデーションコースでは、英語はもちろん、専門分野に関連する科目や、授業で必要とされる専門用語のガイダンス、ディスカッションやコミュニケーションの取り方、研究・分析の方法などのスキルを学ぶことができます。コース修了後は大学だけではなくポリテクニックへ進学することもできます。入学にはIELTS5.5以上、TOEFL iBT 70以上の英語力が必要です。

ポリテクニック／専門学校

ポリテクニックと呼ばれる国立の専門学校と、私立の専門学校の2種類があります。ポリテクニックから大学に編入することもできるため、留学生にも人気があります。ポリテクニックではニュージーランドの官公庁や一般企業と密接な連帯をとり、あらゆる分野の職業に関する専門知識と応用技術を身につける教育を実施しています。入学にはIELTS6.0以上、TOEFL iBT70 ～80以上の英語力が必要です。私立の場合は、入学条件や期間に基準がないところが多く、NZQA（国立資格審査局）に認定されている学校の方が信頼がおけるでしょう。

大学

ニュージーランドの大学は教育水準が非常に高いので、各大学のレベルの差はほとんどありませんが、それぞれ得意とする分野を持ち、その大学ならではの特色があります。日本の大学と違い、通常3年間で学士号を取得でき、1年目からすぐに専門分野の勉強が始まります。授業では課題に即した研究や実験、ディスカッション、実地調査を中心に行います。

2学期制(ヴィクトリア大学のみ3学期制)で、2月に学期がスタートし11月に修了、11～2月までは夏休みという流れが一般的です。7月に入学できる学校もありますが大半は2月からの入学です。入学にはIELTS6.0以上、TOEFL iBT80以上の英語力と、大学準備コース課程を修了していることが入学条件です。